読書日記57 『かたづの!』




表紙のイメージから
動物を意思を通わせることが出来る女性が
主人公の物語かと思ったけれど
意外とファンタジー要素は少なくて
ガッツリ歴史のお話だった。


夫と幼い嫡男を叔父の陰謀で奪われ
領主となった主人公が
家臣や領民を守るために
機転と知恵だけで立ち向かう。


羚羊の角が語り手だったり
カッパだのペリカンだのが登場するが
ほとんど意思の疎通がないので
もっと助けてあげてと思った。
主人公に惚れているカッパは頑張っていたけど(笑)


何かにつけて無理難題を吹っ掛けてくる叔父が
本当に憎々しくて苛々した。
主人公の生涯は本当に辛いことの連続で
よく忍耐強く生き抜いたものだと感心した。


最晩年の僅かな期間だけでも
孫娘と幸せな時間を過ごすことができたことが
せめてもの慰めか。


どこまでが史実なのか判らないのだが
忍耐強いのは東北人の気質かなぁ。


「戦でいちばんたいせつなことは、やらないこと」
現代にも通じる信条だと思う。
片角がそれを語らなくてもいいように
ゆっくり眠ることが出来るような世界であるように祈りたい。


ところで河童のねね子が東北出身という話は
実際にあるのかなぁ?
あと、「遠野の河童は緑じゃないよ。」と
ツッコミたくなったけど
そこは関係ないよね(笑)


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック