読書日記49 『荒神』




三島屋変調百物語シリーズにも
似たような話、『まぐる笛』があったなぁ。
あれを長編にしたようなお話。


怪物の姿が『まぐる笛』よりも
詳細に描かれているのだけど
途中で形態が変化したりして
『シン・ゴジラ』感半端ない。
だけどこちらの方が先に世に出てる!!


人を喰らうけれども馬は喰わないあたりは
『進撃の巨人』を彷彿とさせる。
その上カメレオンのように
体色を変化させるとは!


登場人物も双子に生まれながら
光と闇に引き裂かれたような朱音と市之介とか
この時のために生きながらえていた
爺さまや坊さまなどなど
どこのスペースファンタジーだよ(笑)


あまりにもぶっ飛んだ内容なのに
ぐいぐい読まされるのは
やはり人間の心の表裏が
上手く絡められてるからだと思う。


開府以前の二藩の因縁や
終盤やじが辿り着いたような
陰謀が巡らされた可能性を
仄めかすことでまた物語が引き締まったように思う。


それにしても宮部さんは
子供を描くのが本当に上手いなぁ。
蓑吉が宗栄に身体を揉まれて
うっかり宗栄の顔を蹴ってしまうあたり
可愛くて笑ってしまった。


さてさて、まさかこのような作品は
映像化など無理であろうと思っていたが
来年の初めあたりにNHKでドラマ化だと。


やめて~っ!マジやめて~っ!!
文庫解説で樋口真嗣監督が書いていたように
満足行くものを作ろうと思ったら
予算が半端なく掛かるはず。


そうは言いつつきっと見るんだろうなぁ。
どう料理されているのか
気にはなるんだよなぁ。
良い作品になっていることを期待します。

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